薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

1Q84

独裁者になったら何をしたいと訊かれ、「おっぱい法」を制定したい、私からお願いされたらどんな女性もわたしにおっぱいを一度は見せなければならない、という法律を作る、と言ったらお前バカじゃないのか、と言われた。四十歳にもなって、世の女性がわたしにおっぱいを見せたくて仕方が無くなる病気にかからないだろうか、と考えているのはいけないことだろうか。
しかし、そんなこと叶いはしない。叶うと逆に引くかもしれない。
朝目が覚めると、町のいたるところに巨大なおっぱいの彫刻が並び、明治通りの名前がおっぱい通りに変わっていて、ブラジャー横丁、貧乳市場、乳頭公園、乳輪広場などが出来ていたら。
わたしにはおっぱいの刺繡が無数に施されたマントが用意されている。なんか憂鬱だ。今日もこれを羽織らなくてはならないのだろうか、と思う時が来るのだろうか。ああ、ときにはおっぱいのない世界に行きたいとか思いはじめる。孤独だ。外を見ると、無数におっぱいが付いた高層ビルが見える。頭がおかしいんじゃないか、と思う。みんな狂っている。
とかくこの世は住みにくい。
こんな話誰も読もうとは思わない。
月が二つある世界だといいのに、なんでおっぱいが無数にある世界の物語だとダメなのだろう。

 

2015.07.13 Monday

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