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薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

女の子も大きくなると

日記

昨日スーパーでわたしを欲しがった女の子のことを考えていた。
スーパーで大根を選んでいた中年を、母親に買ってくれとねだっていた、小さな女の子のことを考えていた。

その女の子の母親に購入され、女の子のお家に連れ帰られた方がいっそのこと幸せだったのかもしれない。You Tubeの動画などで、ペットの猫や犬が、小さな子供や赤ちゃんのお守りをしたりしているものがあるが、猫や犬の心理は(心理があればだけど)今のわたしの気持ちに近いのかもしれないと思った。

でも女の子も大きくなると、やがて大根を選んでいたおっさんには見向きもしなくなり、携帯が欲しいなどといいだし、クラスで持ってないのはわたしだけなんだよなんていいだし、大根を選んでいたかわいいおっさんのことなど見向きもしなくなるのだ。

ほんの少し前までは、おっさんとふざけて、奇声をあげて追いかけっこをしたりしていたのに、どれ、久しぶりに追いかけっこでもするかい、と話しかけても、あたし忙しいの、ちょっと話しかけないでくれる、と言ったりするのだ。

おっさんに居場所はなくなり、そしておっさんは棄てられ、口をきかなくなったおっさんは焼却炉で焼かれてしまう。おっさんはどこにもいなくなる。

そこまで考えたらとてもかなしくなって、布団をかぶって寝た。

 

2011.09.28 Wednesday