読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

東京日記(23)

東京日記

最近ブクブクブクと太ってきている。
家にこもってばかりで、全然からだを動かしてないからである。
最近よくのどが渇くし、おしっこもたくさん出る気がするし、足がしびれたり、立ちくらみがするときもある。
これは糖尿病の症状なのだ。
糖尿病になったらどうしようと思った。
そう思ったら何だかいてもたってもいられなくなってきた。
自転車に飛び乗り、やみくもに漕いで、夜の街を走りだした。
そういうと何だかかっこいいが、ただ糖尿病が怖いからである。
夜の街をずっと行き先も定めず糖尿病こわい糖尿病こわいと自転車を漕いで進んでいたら、白髭橋、という橋までやってきた。
下を流れている川は隅田川だろうか。
家に引きこもっているので全然東京の地理に詳しくない。
しかし、橋の上から、何だか東京の東の、片隅って感じだな、と思いつつ、じっとあたりを眺めた。
無数の灯りが点った幾つかの団地?の建物とか、工事中の新東京タワーとか、川沿いに伸びている高架橋の首都高を走っていく車やトラックをしばらくじっとみていた。
何か、どこかで見た景色だな、と思った。
岡崎京子の『リバーズ・エッジ』かな、と思った。
鉄橋の上を、インド人らしき人や東アジア(韓国とか中国か?)人らしき人が渡って行った。
コンビニとかファーストフードの店で働いているこれらの国の人をよく見かけるし、町や電車の中とかでもよく見かけるので、案外たくさんの人が来て、東京で暮らしているのかもしれない。
特に、隅田川より東側に多くの人が住んでいるのかもしれない。
何か、身の回りのもの一式を持って、どこに行くのか歩いているような中年の人も、二、三人通り過ぎて行った。
自分もああなる可能性があるんだよな、と思いつつ、リュック背負って、コロ付きの荷物を引きずって進んでいる中年の人の後姿を見送った。
後で道沿いに立ててあった地図の看板を見たら、ちょっと行くと泪橋とか山谷があるらしい。
向島とか千住とか山谷とか、何かわたしでも地名だけは知っている有名な場所に、ちょっと行くだけで下町は直ぐ行き当たるな、と思った。
田舎者だからだろうか、何かそういうのはへんな感じがする。
そうか、ここら辺が『あしたのジョー』の舞台なのか、と思う。
しかし、当然だが、減量をしなくてはならないのにこっそりと、屋台のうどんを食べていたのをジョーに見つかり、ボディブローを喰らって、鼻からうどんを出しているマンモス西は見かけなかった。マンモス西はどこにいるのだろう。
うどんが大好きマンモス西
しかしうどん屋というよりも、ここまで来る通り沿いには、客なんか来るんだろうか、というような薄汚れたラーメン屋が多かった。
わたしはまた来た道を自転車で戻った。
帰って「キョリ測」というサイトで調べてみたら、おにぎり一個分ぐらいのカロリーしか消費していなかった。

 

2010.05.01 Saturday

広告を非表示にする