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薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

おっぱいとわたし(7)

おっぱいがこちらに駆け寄って来た。
ドアを閉めなきゃいけない。
だが、こちらに駆け寄ってくるおっぱいの姿を見て、閉めることができなかった。
おっぱいはわたしの横をあっという間にすり抜けた。しゅにゅという感触が、脚に伝わった。
振り返ると、部屋のなかにおっぱいがいる。
動き始めた。何をするのかと思ったら、勝手にコップを取り出した。何で場所を知っているのだろう。
かちゃり、と冷蔵庫の扉を開け、わたしが今朝水出ししておいた麦茶が入った入れ物を取り出し、コップに注いで飲んだ。
さらにもう一杯コップに注ぎ、麦茶の入れ物は冷蔵庫に戻し、コップは持って行ってローテーブルの上に置いた。
こちらに背を向けて、おっぱいはローテーブルの前に座った。うしろ姿はおしりのようだ。
ローテーブルの前におしりが座っているように見える。何でわたしの部屋におしりがごく自然な感じで座っているのだろう。また麦茶を一口飲んだ。
ここはわたしの部屋に違いないので、わたしは扉を閉め鍵をかけた。