薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

おっぱいとわたし(5)

なぜ、わたしはおっぱいと人生を歩まねばならないのだろう。
いつからそうなっていたのだろう。おっぱいが勝手に決めたことだろうか。そういう運命なのだろうか。
入口前で、またおっぱいは立ち止まって、用紙を確認している。
婚姻届には、成人二名の証人が必要な筈。署名捺印したのはいったい。見知らぬ者に勝手に証人となられ、わたしは婚姻させられる。
おっぱいは扉に触れた。
このままにしておいたら、おっぱいは職員の前にあらわれる。
近くの壁に、ぴゅっと乳を飛ばし、壁に乳がかかる。
おっぱいは、にたり、とわらい、谷間から用紙を取り出し、さあ受理しろ、しないと乳をかけるぞ、と公務員を脅すかもしれぬ。
公務員が右へ動いても左へ動いても、おっぱいは左右に動き、狙いをつけて放さない。受理されてしまう。
解消するために、わたしはおっぱいを訴え、法廷でおっぱいと裁判を闘わねばならない。