薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

僕が僕であるために

もうなんだかなあ、という気がしてきた。

わたしはもう負け続けていて、この街でずっと生きてゆけるだろうか、という気がしてきた。

もういっそのこと、自分とは別の姿で生きていきたいような気がしてきた。

スーパーに鼻の着ぐるみを着て現れ、トマトなどを買い物カゴに入れる。

かぶと虫の着ぐるみを着て、スーパーのすいか売り場に無言で立ち、すいかを無言で見つめつづける。しばらくすると、メロン売り場に移り、無言でメロンを見つめつづける。

一週間か一ヶ月に一度、着ぐるみを着て集まる会とかはないのだろうか。なければ作ってもいい。公園に集まり、お弁当を食べたり、バレーボールをする。

 

正しいものは何なのか、それがこの胸に解るまで、着ぐるみを着たからだを街にのまれ、少し心許しながら、この冷たい街の中でわたしは生きている。

 

2007.06.06 Wednesday