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薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

上京日記(32)

上京日記

四月三十日

鼻水が出てしょうがない。ゴミ箱が、鼻をかんだ後のティッシュで溢れ返っている。引越し時、友人に買ってもらったティシュペーパー数個組みのセットが、もう全部無くなりそうである。次から次と、鼻水が出てくる。いったいわたしのからだのどこに、こんなにもの鼻水が隠れ潜んでいたのだろうか、と不思議に思う。

このまま鼻水が止まらなければ、部屋中がティッシュで溢れ返ってしまうし、既にゴミ箱には溢れ返っている。わたしの住んでいる地域は、燃えるゴミの収集日が週に二日しかないので、こんなことになる。

何とか鼻水を二次利用できないものだろうか。鼻水を売る仕事があれば、遊んで暮せるのに、と思った。わたしの鼻水から素晴らしい有効成分が発見され、製薬会社が先を争って、わたしの鼻水を採取しようとするようにならないだろうか。

しかし、何に効く有効成分であるかが問題である。便秘とか水虫とかであれば、鼻水売りと、わたしの一般生活も両立できそうであるが、もし、わたしの鼻水から、鳥インフルエンザに効く唯一の有効成分が発見されたとしたら。わたしの鼻水を数百万人分備蓄するため、政府はわたしを捕らえ監禁しようとするかもしれない。タミフルで儲けている会社が、わたしの命を狙うかもしれない。

日本の法律では、わたしが鼻水の提供を拒んだ場合、わたしは法律的にどのような扱いを受けるのか、誰かその方面に詳しい人に予め訊いておきたい。数百万人の命が、わたしの鼻水でしか救えないとなると、安倍晋三首相は、超法規的措置によってわたしの拘束を命じるのだろうか。

 

2007.04.30 Monday

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