薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

上京日記(25)

四月二十三日

東京に住んでいる友人が、こんど千葉県に引っ越すのだという。
話を聞いていると、自分が都民じゃなくなるのが、ちょっといやだ、というようなことを言った。
とんでもないことを言う。この都野郎め、県をなめるなよ、と思った。
廃藩置県(1871年)をなんだと思っているのだ、と思った。

生まれた時から都民なので、県民になるのは軽いショックなのだ、わからないかな、などと、ふざけたことをそれでも言っている。

もう東京都知事選挙が他人事になってしまうんだよ、などということまで言っていて、やっぱり恵まれた人間と恵まれてない人間は一生わかりあえないのか、と思っていると、そっちこそ住民票を移したんだからもう県民じゃないよね、と言ってきた。

ぐっ、でも、こころの住民票は広島・・・とわたしは苦しい弁明をしたが、友人は鼻で笑ってそれを無視した。

 

2007.04.23 Monday

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