薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

母親からの便り

朝早く、腰の手術のため入院している母親から、携帯にメールが届いた。

数年ほど前から腰の状態が思わしくなかった母親は、歩けないほどの痛みを訴えるようになっていて、いまは実家近くの病院に入院しているのだが、わたしは東京で仕事をすることになってしまい、母親に付き添うことができなくなっていたのだった。

何かあったのだろうか、と思い慌てて見ると、今日、浣腸をします、と書いてある。
あなたのお産以来です、と書かれてメールは終わっていた。


どう返信したものだろうか。

結局、それは楽しみだね、と返しておいた。

しかし、メールを送った後に気づいたが、ということは、子供を産んだことがある女性は、全員浣腸体験がある、ということなのだろうか。

妊婦は、これから浣腸される女、ということなのだろうか。

そういうマニアックな趣味の持ち主ではないのだが、聞き捨てできないことである、などと思い巡らしていたが、先ほど母親に送ったメールの返信が、母親からいっこうに届かない。

まさか、そのメールを受け取って、息子にはそんな趣味があるのかと勘違いしたのではないだろうか、と不安になってきた。

そんな変態になるんなら、お腹を痛めてまで産むんじゃなかった、などと思っているんじゃないだろうか、と心配になってきた。

ボケたのにツッコまれなかったうえ、ユーモアで手術前の緊張をほぐそうとしたのに、誤解されたとしたら、それはかなしい。

電話をしてみようか、と思っていたら、また母親からメールが届いた。

看護婦さんに、浣腸で出たときに言うのだけど、うんちが出ました、というのと、うんこが出ました、というの、どっちがかわいい、と書いてあった。

 

2007.04.30 Monday

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