薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

節分

どうしても節分がしたくなった。

しかし、ひとりで節分は出来ないのだ。撒き役と、鬼役が必要だ。それはある種のプレイなのだ。

でも、独り身でも、独り身だからこそ、節分がしたくなる。

オニはそと~フクはうち~と奇声を発し、豆を撒きまくり、散らしまくりたい。

そこに子供の笑い声、はしゃぐ声が響く。そういう幸せは、人という生き物には必要なのだ。

なのに、わたしには、子供も、子供を産んでくれるワイフさえも、いない。道は遥かに遠い。

最近白髪が生えはじめた。

こらえきれず、ひとりなのにやってしまった。

アホの子のように、はしゃいで撒いていたら、小指を柱にぶつけてしまった。他に誰も居ない、汚い部屋で、独り悶えた。まるで、一匹の芋虫のようだった。

部屋中に散乱した豆を、いまだ掃除する気力がわかない。見てみない振りをし続けている。

 

2007.02.04 Sunday

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