読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

上京日記(1)

四月一日

今日から東京生活始まる。

不動産屋によると、大家が一度会いたいと言っているらしい。菓子折りを持って伺う。
ゴミ出しの方法の説明を受け、仕事などについての探りを入れられる。わたしは公務員のように収入が安定した職業にはついていない。相手の立場になってみれば当然で、相手は何も悪くはない。ただ、自分を値踏みし品定めしているような他人のこころに触れ、世間、というものを感じた。それに反発する気もおもねる気もないが、そういうとき、なにか、世間、というものを感じてしまう。それに合わせていき、できれば認められてもいきたいが、どうなるのだろうか。毎月家賃は大家に手渡し、というのは、なんかちょっといやだな、と思った。

部屋に行くと、カギを渡して先に行ってもらっていた友人が、床などを水拭きしてくれていた。ありがたかった。

広島での住処を引き払う為の作業でわたしは疲れきっていて、あちらで荷造りしたダンボールが届いたりなどしたが、わたしはまともに動けず、まったく役立たずであった。
近所のスーパーと百円ショップで、物干し竿や洗濯バサミや洗剤など、生活に最低限必要なモノを購入していたら、合計金額が五千円を超えていた。こういう細々としたものはあらかじめの予算には入れていなかった。痛い出費だ。

布団がまだ届かないので床に直接寝た。夜、あまりに寒くて起きる。寒の戻りだった。自分の部屋にいるのに凍死しそうだ。何のために部屋を借りたのだろう。荷物を入れていたダンボールを床に敷き、ダンボールで体を囲い、寒さをしのいだ。

 

2007.04.01 Sunday

広告を非表示にする