薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

ハトハトハト

またハトがやってきた。
今日は何度も、ハトがわたしのベランダにやってくる。
そのたびごとに、わたしはハトをおどかし、追い払うのだが、気がつくとまた、ハトがベランダにいる。振り返ればハトがいる。
ハトは、わたしのベランダがいたく気に入ったのか、それともただ単に、頭が悪くて、おどかされたことを憶えることが出来ないのか、とにかく何度もやってくる。
しかし、ここでハトに屈するわけにはいかない。いちどでも、ハトをそのままにしておくなら、たちまちハトは我がベランダで、糞尿を垂れ始めるのだ。勝手に他人のベランダを便所に変えてしまうのだ。悪逆非道、他人の痛みなどなんとも思わないハトなのである。
高価な電気代水道代を費やして、せっかくきれいに洗ったわたしの洗濯物に、糞尿を垂れかけ、それを無駄にし、リセットしてしまうばかりか、わたしの貴重な時間を無にし、もう一度洗濯し直すという、時計を逆回しにするようなことを平気でする、とんでもない生き物である。
どうあっても、ハトに屈するわけにはいかず、もう、ハトがわたしのベランダに飛んで来るのを諦めるか、わたしがハトを追い払うのを諦めるかの、二つに一つ、不倶戴天の千年戦争に突入せざるを得ず、相手は、法も、言葉も、情もかいさない、まさに史上最悪の敵なのである。
しかし、先ほどおかしなことが起こった。ハトを追っ払ったら、ベランダに木の実らしきものをハトは置いて逃げたのだ。いったいハトはどういうつもりであるのだろう。わたしをいったい何と勘違いしているのだ。

 

2007.01.23 Tuesday

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