薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

父語る

おやじよ、オレと一緒のとき、なぜうんこをもらしたときの話をするのだ。もっとドラマの一場面のような話を出来ないのか。菅原文太やクリント・イーストウッドが、息子にうんこを漏らした話を語るシーンなどないだろう。 おやじの70年に渡る人生の中で、特…

東京日記(54)

ヒトラーの格好をして、大きな地球儀と満面の笑みで布団に入る夢を見た。 2014.03.08 Saturday

この人は痴漢です

この人は痴漢です、と言われた。いきなり電車で手を掴まれ、この人です、この人は痴漢です、と大声をあげられ、駅のホームに無理やり引きずりおろされた。わたしはやっていなかった。 違うと訴えても、誰もわたしを信じてはくれなかった。自分は作家だと言っ…

肛門を見てもらいに行った。

朝、お尻の穴から血が出始めた。 拭いても拭いても出てきて、血が止まらなかった。 出勤時間が迫っていて、これからいきなり電話をしても仕事を休ませてもらえそうにはなかった。 気が動転して、セブンイレブンに行ってタンポンかナプキンを買ってこようと思…

救急講習

職場で救急講習を受けたのだが、皆が這いつくばって口づけをし(人形に)、息を吹き込んでいるところをじっと見ているのは、何かへんな感じだった。こんな感じでキスしてるんだ、と思ってしまった。そう思いながら皆をじっと見つめた。 一緒に職場で働いてい…

感触

錦糸町のムーミンショップでハンカチを見ていたら、突然横にきた四歳ぐらいの少女に手を握り締められた。どうやら親とわたしを間違えたようだった。 わたしの腰ぐらいまでしかないちいさな人が、わたしを見上げ、あれ、という顔をしている。もう少しで連れ去…

何の意味もない人生

仕事に追われて原稿がろくに書けていない。何とか書き上げて賞の締切日に提出しようとしていると、携帯に、めったに掛かってこない父親の携帯電話からの着信があった。 出てみると、父親ではなく、知らない男の声で、父親の名前を言い、あなたは息子さんです…

平和な毎日

平和な毎日だ。 きっちり八時間で終わる仕事で、真面目に週5で働いている。 年収は150万位にしかならないが、最低限の暮らしはできている。 最近スコッチウィスキーにはまっていて、給料日には、三本ぐらい買って帰る。 シングルモルトがこんなに美味い…

何をどのように書くのか。

今度の職場はこれまでよりは全然いい場所のような気がする。運不運というが、これまで社会に出てから十数年、自分は人から悪意をこうむったり、職場がブラックだったり、性質の悪い人に利用されたりと、いいことがなかった。 でもそれがなければ東京にいる今…

東京日記(53)

職場でのお昼休憩、事務室で何人かの方とお弁当を一緒に。 そこで、最近家であったことを話していたら、本当にKさんの話って面白いね、それをブログに書いたら本になるんじゃ、と言われた・・・いや・・・あの・・・ その後、ある方が給湯室で果物を切ってく…

うんこ屋敷の住人

本で読んだのだが、人は一生のうちで、平均8.8トンのうんこをするらしい。 石原さとみも、上戸彩も、剛力彩芽も(名前からして、剛力さんは9トンぐらいしそうだが)8.8トンのうんこをするのである。CM撮影や、ドラマの撮影や、上戸さんは授乳の合間…

東京日記(52)

四十近くにもなって、四十近い男性は働いていないような職場で働きだした男は、一体どういうやつなんだろうと気になるのかもしれませんが、あんまり訊いて欲しくはないのです。 でもなんか、他人に訊ねられて、それまでの何年間かを自分の口で説明するという…

タモリと木村拓哉は処刑された

ウェイターの格好をしているタモリと、ジーンズを穿いた木村拓哉が話をしていた。わたしはそれを盗み見ていた。その時革命が起こり、わたしは捕らわれ、わたしはバスに押し込まれた。タモリと木村拓哉は処刑され、わたしの乗ったバスは川にダイブし、わたし…

東京日記(51)

仕事にからだがついていかない。ほぼ7、8時間立ちっぱなしで、足の踵が痛くなり、立っていられなくなる。全く重労働ではないはずだが、ちょっとからだを動かしただけで汗だくになり、階段を上り下りしただけで息が切れる。 職場はわたし以外はみんな女性な…

東京日記(50)

本社であった研修が終わって、職場に配属されることになった。 新しい職場である配属先は、いま住んでいるアパートから歩いて数分の、散歩とかで近くを通ったこともある場所だった。電車とかに乗って、行ったこともない知らない場所で働くのだろうと勝手に思…

失敗者の話

わたしは明日仕事(書く方ではない)の研修があるのに、『サブカルスーパースター鬱伝』を読んでいる。まだ半分ぐらい読んだだけだけど、鬱になるどころか、なんだか励まされたような気がしてしまった。その世界に関心のある人間なら、誰もが名前を知ってい…

神楽坂

Nさんとあった。 ベローチェで、これじゃあ売り物になりませんと言われた。 そのとおりだと思った。 書き直せばまた読みますよ、と言ってくれたが、本気で言ってはいないだろうな、と思った。そして自分の精神状態が、いまものを書いて、それを自分で良し悪…

おっぱいと男(下)

男が部屋で寝ているあいだに、かちゃり、と扉を開け、おっぱいはそろそろと入ってきて、男の腕を取り、勝手に婚姻届に名前を書かせていたのでした。 おっぱいは婚姻届をたたんで谷間に戻しました。 そして早足で入り口に向かいました。 男があっけにとられて…

おっぱいと男(中)

男は帰りにもりそばを食べようと思いました。 しかし、しばらく道をまっすぐ進んでいると、少し先にある区役所の前に、ずぶ濡れのおっぱいが立っていました。 鳥肌を立てたおっぱいが、男がやってくるのを待ちかまえています。 おっぱいは待ちかまえているの…

おっぱいと男(上)

町のはずれに、ひとりの男が住んでいました。 友だちもおらず、恋人もいない。 男はひとりぼっちのさびしい男でした。 休みの日、男が買い物をしにひとりでショッピングセンターに行くと、そこにはたくさんの人たちがいました。 家族で来た人や夫婦で来た人…

童貞、東京に現る(10)

はじめから読む。 童貞、東京に現る - 薫の下流日記 サッシを開けて中に入ると、電気を点けてない部屋は暗く、電気を点けようかと思うと、ローテーブルの上に置いた携帯電話が振動し始めた。着信を知らせるように、暗い部屋の中で携帯のランプが緑に点滅して…

童貞、東京に現る(9)

きれいと言った割には、医者はすぐさま手を洗い出し、しかもかなり念入りに洗っている。医療用のゴム手袋をはめていたくせに、念入りに洗っている。 パンツとズボンを穿き直し、コンジローマではないんですか、と訊くと、医者は素早くタオルで手を拭き、机の…

童貞、東京に現る(8)

向かいに座っている、二十歳かそこらの女の子に、僕とセックスしてくれませんか、と突然手をさし出してみたいような気がした。その横に座っている中年の女性に、おばさん、お願いだから僕とセックスしてくれませんか、と言いたい気がした。もちろんどちらに…

童貞、東京に現る(7)

次の日、目が覚めると携帯の着信ランプが点滅していて、約束通りちゃんと見せに行くこと、ヒロ子。と打たれたメールが入っていた。 夕方には、彼女からちゃんと見せに行ったのか、確認の電話がかかってくることにもなっている。昨日電話の終わりしなに、僕は…

童貞、東京に現る(6)

夜、電話が鳴らない。僕から掛けようかとも思うのだが、なんだか掛けづらい。僕から掛けても、いつものように繋がらないかもしれない。家族に詮索されたくないからといい、普段彼女は外などから電話を掛けてくる。 夜中になって、彼女から電話があった。僕は…

童貞、東京に現る(5)

電話を買わされたことといい、今の電話といい。そもそも一度も会ったこともないというのに、勝手に僕の日記にコメントをつけ、そのうちたびたび僕のページに訪れるようになり、実際には会ったこともないのに(僕は東京になど言ったことがないのだからあたり…

東京日記(49)

SMの女王の格好をした中井貴一に縛りあげられ、ミキプルーンを何度も無理やり飲みこまされる夢をみた。横分けの髪がすごくおそろしかった。顔がむちゃくちゃ笑顔なのだった。 2012.08.09 Thursday

童貞、東京に現る(4)

マイミクシの日記や参加しているコミュニティへの書き込みを読んで、自分のページに戻ってくると、新着メッセージが一件あります、と表示されていた。 マイミクシの一人、ヒロ子さんだった。ページのアドレスだけが貼り付けてあり、リンク先をたどると、雨ガ…

童貞、東京に現る(3)

じっくりとページを読むと、尖圭コンジローマは、なかなか完治しないところや治療法が、あのイボに、仲間なのかそっくりである。僕はイボ好きする男、およそイボ好みの男なのかもしれない。 ふくろのイボが、いつ頃出来たのか正確には分からない。三年ほど前…

童貞、東京に現る(2)

僕はパソコンを起動して、エイズについて検索をした。僕が調べたところによると、僕のようなケースでは、あの液の持ち主がたとえエイズであったとしても、僕がエイズになるのは万に一つぐらいの可能性だという。 少しは安心した。ただ、僕のような人間は、万…