薫の下流日記

日記、近況、習作、その他ゴミ置き場

2014-10-26から1日間の記事一覧

上京日記(40)

五月十一日 真夜中、マネキン工場にわたしは忍び込んだ。愛用のてぬぐいを頬っ被りし、ヨレヨレの白いランニングを着、らくだ色の股引を穿いている。無数のマネキンや、無数の女の脚や腕、ボディなどを見て、中年肥りで脹れた自分の腹を自分で撫で回しながら…

上京日記(39)

五月十日 目の見えなくなったふりをする市原悦子に、一日中つき纏われる夢を見た。 2007.05.10 Thursday

上京日記(38)

五月九日 目が覚めると、見知らぬ白人女性がわたしのからだにピーナッツバターを塗りたくっていた。た、食べられる。わたしはベットから飛び起き、裸足のまま外へかけ出した。後ろを振り返ると、バターナイフとピーナッツバターの瓶を持って、見知らぬ白人女…

上京日記(37)

五月七日 携帯電話で話していたら、相手に言葉を遮られ、鼻息が荒すぎる、と注意を受けた。 2007.05.07 Monday

上京日記(36)

五月六日 からだが弱っているので精をつけようとした。 たまごの食べ過ぎておならが臭い。 誰に嗅がせよう。くさいよ。 2007.05.06 Sunday

千葉バカダ大学

千葉バカダ大学ふぞく高校に、見知らぬオヤジがあらわれました。教師と追いかけっこを始めました。おだのぶながひこまろという名で、ひこまろはだいだい悪の名前で、悪徳があると語りました。うしろに黒板が見えました。 学校はひこまろにのっとられ、せいと…

上京日記(35)

五月四日 四日になったばかりの午前零時過ぎ、携帯が震えた。見ると、お誕生日おめでとうと、広島に住む友人からメールが入っている。大学時代からの友人で、つまりは向こうも、いい年をした中年オヤジである。中年オヤジが中年オヤジに、誕生日を祝うメール…

上京日記(34)

五月三日 日がな一日、ネットのエロ動画を見て過ごす。セックスというものは滑稽であるけど、見ていてどこか癒されるところがある。 2007.05.03 Thursday

はなまつり

わたしの故郷、広島では、広島フラワーフェスティバルという祭りが、今年も5月3日から5日までの間、市の目抜き通りである平和大通り周辺で開催されます。 ゴールデンウィーク中に国内で催される祭りの中で、博多どんたくに次ぐ動員をほこり、毎年期間中には1…

上京日記(33)

五月一日 朝、収集日が週に二日しかないので、鼻をかんだティッシュペーパーが四日分溜まり、使用済みのティシュペーパーのみでぱんぱんに膨らんだ透明のゴミ袋を、集積所まで下げていった。 透明のゴミ袋を、既に捨てられているゴミ袋の上に置こうとしてい…

上京日記(32)

四月三十日 鼻水が出てしょうがない。ゴミ箱が、鼻をかんだ後のティッシュで溢れ返っている。引越し時、友人に買ってもらったティシュペーパー数個組みのセットが、もう全部無くなりそうである。次から次と、鼻水が出てくる。いったいわたしのからだのどこに…

上京日記(31)

四月二十九日 寝るとかなり元気になるが、起きて二三時間すると、また体調が悪くなってくる。そしてまた寝る。それの延々繰り返し。食欲はある。どちらかというと旺盛。 コンビニの前で、カラシとケチャップの配合に工夫を凝らしながら、フランクフルトを食…

上京日記(30)

四月二十八日 まだ風邪が治らない。本当に自分がひいているのは風邪だろうか、不安になる。チフスやペストのように、わが家の下水から新しい病原体が発生し、わたしにまず感染したのではないだろうか。 まだ、死にたくは無いが、人生のうち一度は、隔離され…

上京日記(29)

四月二十七日 風邪で鼻が詰まり、まったくニオイを嗅ぐことができなくなった。生ゴミ臭い部屋にいるはずだが、まったく平気である。 このまま鼻が詰まったままなら、快適に暮らしていけるかもしれない、と思った。 しかし、鼻がきかないとなると、たとえば女…

上京日記(28)

四月二十六日 仕事が入ったのに風邪をひいてしまった。 ただの風邪だと思っていたらからだが弱っていたのか熱が出て、寝込んでしまった。 そんな状態でも早く治すためには何か食べなければならないから、這うようにしてコンビニに向かった。スーパーの方が安…

上京日記(27)

四月二十五日 部屋が臭い。部屋中がかすかに、生ゴミのような、カビのような臭いがする。 キッチンの排水溝からで、それがひどいときは部屋に充満している。 流しの下の扉は出来る限り開けたくない。とんでもない臭いがする。 はじめは、賃貸物件特有の、壁…